言葉に定義があったとしても、皆の頭に思い描く形が異なることはあるはずだ。

文化にもいえることである。
一般的な文化住宅は、ウィキペディアに掲載されているように、木造モルタル二階建て。

本定義によれば写真の文化も、歴とした文化住宅なのだ。
また、建物自体に「貸文化」の文字もある。


しかし、私が想像する文化は違う。

狭く、暗く、湿り気を帯びた感じがする。
それが文化であると思うのだ。

その点、なんとも開放的。
部屋前の洗濯機も整列しており、暖かい感じがする。
住民もほのぼの生活していそうな、そんな香りのする文化である。
苦しさ、辛さの中にあるささやかな幸せ。
そんなイメージを感じさせない文化である。

自らのイメージを覆す、多様な解釈を受け入れるきっかけができたのも、
多種多様な文化住宅と触れ合ったからであろうか。

開放的になり、日を当てる。
新しい体験に出会い、新しい自分に出会う。
文化を通じて私は成長する。